アイミ日記

ミシンのヒント5 下糸の巻き方

ミシンを使う上で、まずやらなければいけないのが、ボビンに糸を巻く「下糸巻き」です。
とてもシンプルな作業ですが、意外とミシンのトラブルにつながることがあることをご存知でしょうか?
不良の下糸を使うと、糸調子が合わなかったり、縫い目に影響がでることがあります。
ちょっとしたコツでトラブル回避できますので、ぜひ試してみてください。

不良の下糸巻きでよく見かけるのが、ふわふわ、ぐずぐずに巻いてあるボビンです。
上記の写真の右側のボビンです。
本来は、左側のボビンのように、割と固めにしっかり巻いてあるのが良いのですが、なぜ、右側のようなボビンになるのでしょうか?

原因はおもに2つあります。
ひとつは、糸に適度なテンション(張力)が掛かっていないため。
もうひとつは、糸巻きのスピードが遅いためです。

ミシンの上部には(機種によって多少、形が違いますが)写真のようなボタン状の部品があるかと思います。
下糸巻きをおこなうときは、必ずこのボタンの下に糸を挟み込まなければいけません。
こうすることによって、巻かれる糸に張力が生まれます。

そして巻くときに、スピードボリュームは一番右にスライドさせて、最高スピードでビューンと巻いてください。
(巻き終わったあとは、スピードは戻しておいてくださいね。これを忘れると縫うときにびっくりしてしまいますので)

この2点のポイントを守っていただければ、誰にでもきれいなボビンが巻けると思います。

なお、他の注意点としては、、、
1、そのミシンに合った形状のボビンを使用する。(水平釜の場合は、金属は使えません)
2、ボビンは質の良い物を使用し、キズなどが無いか確認する。
3、ボビンは巻き過ぎず、満タンに対して70~80%までにとどめること。

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